2023.5.17category:旅の事
‘ 温泉に入りたい ‘とぶつぶつ言い続けること数カ月
お休みをいただき温泉欲を満たして参りました◎
小田原に初めて降り立ったその時、涼しい風が吹いていて
でも太陽の光はまさしく夏のそれで
今まで訪れた海沿いのどの町ともまた違う空気が流れる場所でした
温泉の前に、寄り道
車を借りて、行ってみたかった江の浦測候所へ
山の中腹に切り開かれた一角
太陽のひかりも緑も近く
見える水平線はその日は少し滲んで見えました
ゆっくりと中をめぐると、陽が高くなるごとにあたたかに変化する風
この段階で、既にフクフクとしあわせを感じていたのを覚えています
「私、散歩する為に生まれてきたに違いない」
とかなんとかを思った気がします
そのぐらい、測候所でのお散歩は私にとって気持ちの良いものでした
どこかでずっと鳥がうたってた
きらきら眩しいほどの太陽のあと、さっっと出てくる木陰
光と影は、どちらもお互いを必要としているようにみえる
まだまだずっとそこに居たかったけれど、この天気の良いうちに山の中を通り過ぎたくて一路箱根へ
箱根と言ってもどうやら少し広くて
今回は少し奥
強羅からあわよくば芦ノ湖まで見れたらなぁ だなんて ふわふわ
結果、芦ノ湖は曇り空で富士山は見えなかったけれど、もくもくと硫黄の煙が立ち込める大湧谷へ
緑生い茂る山々の中に突然現れるむき出しの岩肌は、思わず目が釘付けのインパクトでした
なんだか、宇宙人が出てきそう、別世界!
2日目3日目は、ポツポツ ザーザー 雨と一体化する2日間
雨露のなか、足を運んだ彫刻の森美術館もポーラー美術館も どちらも直感通りとても心地の良いそれぞれでした
初夏の緑が一層みずみずしく、この、したたるみどりがいつまでも忘れられない
美術芸術をいっこうに覚えられない私が美術館へ足を運ぶのは、その建物や空間・周りの環境に惹かれているというのが多分にあるようです
ポーラー美術館の1階から出口のある最上階まで
吹き抜けたさきは自然光が入るガラス張り
ゆっくりと浸透する心地よい刺激
来る前日に調べた会期中の展示は「部屋のみる夢」で、タイミングよく担当学芸員の方のギャラリートークに参加できました
すごく 楽しかった
展覧会のアウトライン
画や、作品を見るポイント
私は大まかな概要を教えてもらうとその満足感によって自分なりの解釈がすすむようで、基礎を教えて貰えたギャラリートークはとても素敵な時間でした
加えて、学芸員さんの立ち位置に少し自分を重ねたりして
どのようにしてその画が出来上がっているのか
どのようにしてその洋服が出来上がっているのか
ここに目を付けるとこの作品はこんな風に楽しめる
ここに目をつけるとこんなバランスが出来上がる
どうしてこの企画展にこの画を借りたのか
どうしてこの服をfutanaに届けてもらったのか
私が学芸員さんを必要としているように
お洋服を楽しむポイントを知りたい・共有したいと思っている方がいらっしゃるとしたら
一緒にあれこれお話したい
これからfutanaとしている間、引き続きガイドラインが必要な方に必要な解説をお届けできたら
わたし しあわせ
もちろん、ガイドラインの要らない皆さまも、ピンとくるお洋服があられましたらいつでも、どこからでも
皆さまの良きタイミングで、ふわりとお立ち寄りくださいませ
お会い出来るのを楽しみにしております◎
【今回の大元の目的 温泉memo】
3日間の工程で三種の源泉に、計11回
温泉 大好き
えへへ