2021.8.11category:アイテムのお話
さまざまな形
いろいろな大きさ
よく見ると 一つひとつ違う箇所で生地が切り替わっている
丁寧に作られた巾着たち
とても嬉しいつながりをいただけて、この秋から素敵な作品をお取り扱いさせていただく事となりました
作り手 『素心花』さんの
「はぎれからうまれた」
洋服を作る際に出るはぎれでつくられたこのシリーズ
作品を見るたび、
「洋服を裁断した後に出る布切れが、どうしても気になって…
最後まで大事に何かの形にしたいと思って作っています。」
という素心花さんの言葉が手の中に戻ってきます
ぷくっとふくらんだかたちや
しゅっとすべりこむかたち
手のひらサイズや
てまりサイズ
時には少し大きめまで
「その時に出た布切れの形や大きさが優先で、規格サイズなどは特にありません。
同じようなものがいくつか出来る事もあれば、一つだけの事も。」
ひとつ
また一つ
丁寧に作られ、ふわりふわりと咲く作品たちは不思議とそれぞれにぴったりの役割で鞄の中や引き出しにおさまって
私の大切な装身具や
身の回りのものを包んでくれます
下記、素心花さんからいただいたご自身のプロフィールを載せさせていただきます
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素心という言葉は
「素直な心、もともとの心」
という意味を持ちますが、
花の種類を示す時にも
「素心」という語が用いられます。
花の色はあまたですが、
色のないもの(基本構成が緑と白)や
花弁と花芯が同色のものなどを、
通常はあるべき色が抜け落ちた
もともとの姿ととらえ、
素心花と呼びます。
素材の持つ個性を
十分に引き出してあげられる様な作りであれば、
簡素でなんでもない様でも、
毎日着たいと思えるような、
気持ちの良い服になるのではないかと思います。
体と心がリラックス出来る様な、
そんな服を目指し、
自身の作る用品達を、
「素心花」と名付けました。
小物においても、素材とじっくり向き合うことで、
素材そのものがなりたい形というものを探していきたいと思いながら作っています。
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素心花さんの名前の由来を聞いた際このプロフィールをいただいて、そうしたら既に使い始めていた巾着たちが、ますますかわいく、身近に感じて
是非皆さんにも手にしていただきたいと思い、素心花さんにお取り扱いのお願いをしたのでした
皆さんにも、きっとぴったりと手にそう作品を見つけていただけるのではないかと思っています
みなさんのためだけの
「はぎれからうまれた」を
楽しんでいただけますように
futana