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寺島直希さん shoeshine @futana

2019.12.20category:イベント

 

~Soliloquy~

 

いろいろな時に靴を磨きます。

一呼吸おきたい時、考えをまとめたい時、ぼーっっとしたい時、集中したい時、空っぽになりたい時、インプットしたい時、アウトプットする前、緊張している時、緩んでいる時、悲しい時、嬉しい時、何かを忘れたい時、満ち足りた時、なにかのご褒美の時。

靴の鼻先からかかと、ブラシを前後に滑らせながらひたすらに磨く時間が私にとって定期的に必要なのきっと、靴のメンテナンスと同時に自分自身のメンテナンスになっているから。
散歩やワークアウト、来てくださる皆さんとのおしゃべりと同意義だと最近になって合点しています。

 

そんな私の靴磨きだからかなりムラもあるし自己満足。きっと靴たちも定期的なプロのメンテナンスを求めている。毎日の私の歩みを支えてくれている靴に時折のご褒美を。

 

 

 

寺島さんを始めて知ったのはまだ寺島さんが学生の頃。futanaは準備期間中の事でした。
靴磨きは当初からどうしても入れたかった要素の一つで、お店で靴磨きのイベントをしていただける職人を探していた時に教えてもらったのが寺島さんです。

大学卒業後の経歴はいわずもがな。その肩書よりも惹かれるのは、やっぱり実際の靴磨きの腕、身のこなし、人柄です。

しっとりと落ち着いた仕上がりの革。絶妙な分量のハイシャイン。持ち込まれた靴それぞれに適した水分・油分・補修で仕上げられた靴は本当に生き生きしています。

そして寺島さん自身といえばゆったりと安定感のある物腰と共に時折見える年齢相応のあどけなさ、その絶妙なバランスが魅力の一つだと思います。

 

旺盛な好奇心とそれを満たす行動力。何に対しても大胆に且つ丁寧に接する力。
一分の隙もないように見えたと思ったら思いがけずのんびりしたところもあったりで都度ギャップに笑ってしまう。皆さんにもこの緩急を楽しんでいただけたら嬉しいです。

 

 

今回、技量と知識をブラッシュアップするため三週間ヨーロッパを一人放浪した時の話も一緒に楽しんでいただけるかと思います。
shoeshineと共に靴にまつわるあれこれを是非お楽しみくださいませ。

 

そう、そう、イベント前に皆様に一つだけお願い事があります。

futanaの靴磨きでは、どんな革靴かなど心配する事なくどんな靴であっても是非、勿論、お持ちください。

Alden、J.M.WESTON、JOHN LOBB、Edward Green。名だたるシューズブランドが見られる靴磨きの世界ですが、私が寺島さんにお願いするのはイギリスのローカルブランドが作ったサービスシューズ。いわゆる靴の名家ではないけれど、自身にとって大切で且つ使い勝手の良い靴はそれだけで財産だと思います。だから寺島さんに磨いて欲しい。
futanaでも「靴磨きに出せるような靴が無い。」というお声を沢山耳にしますが、futanaではその気持ちは一旦脇に置いておいてどんな靴であっても大切にしていきたい1足があれば是非寺島さんに磨いてもらってみてください。きっとその靴がより素敵に、心強いワードローブの一部になってくれると思います。

 

寺島直希さんshoeshine

2020.1.11(sat)
10:00~18:00(最終受付17:30)
ご予約優先制

4,000+tax/1足
(仕上げのご希望は当日寺島さんにご相談ください◎)
※クレジットカードでのお支払いは10,000円以上とさせていただきます。

スウェードなど起毛素材の靴もお持ちいただけます。(お預かり、後日のお渡し。)お気軽にご相談ください。
当日はご予約優先制とさせていただきますので前後にご予定のある皆さまはご予約をお勧めさせていただきます。

 

ご予約は、
お名前、お電話番号、ご希望のお時間、靴の数を
info@futana.shop 宛てにご連絡下さいませ。3日以内にご連絡させていただきます。

 

 

たかが靴磨き、されど靴磨き。
新しい年の始まりを、皆さんと一緒に靴のメンテナンスから始められる事を楽しみにしております。

 

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