2025.7.2category:thinking
お花屋にちさん お引越し
futanaを初めてほどなくしてにちさんを知って
それからずっと お世話になっているお花屋さん
夕方なかむらの帰りに堀川を曲がってまっすぐ歩いて
どんつきを折れると見えてくる優しい電球のあかりと 窓から少しみえる西村さん
ゆりさんは奥の土間でお菓子を作ってる
西村さんは
お花をまとめていたり
眼鏡をかけて何かを書いていたり
お客さんがいらっしゃったり
私はその日に合わせて
手だけあげて目配せしたり
ちょっと首をかしげて声をかけたり
その日の天気を話してみたり
とにかく私の日常の 毎日の光景でした
futanaを始めるまでは
お花を日常的に買う習慣がなくて
きっとそれはお花屋さんに入る勇気がなかったり
どんな風にお花を買えばよいかわからなかったり
緊張するからだったと思うのだけれど
西村さんとゆりさんは初めて会った時からなんだかずっと知っていたようなそんな安心感で
なんでも聞いてみたり
お願いしてみたり出来たのでした
そんなにちさんのお引越し
お引越し先は、今出川通りを東へまっすぐ
私の実家がとても近いと分かって幾分かほっとしたけれど
ほんとのお引越しまではまだ数日あるけれど
もうすぐしたら、角をまがってももう二人がいないと思うと
やっぱりとても さびしい
年を重ねてきて
たくさん聞いていた ほんとにそのようにきっちりと涙腺がゆるくなって
にちさんで買ったお花たちを見た後に、洗濯物を干しながらふと目からつつーと流れてきて
わんわん泣くとかではなくて
ずっと流れている間も構わず洗濯物を干してほしきってその間
毎日のことというのは 静かに穏やかに
でも とても大きい何かを自分の中にもたらしてくれるのだなぁと あらためてそんな風に思う朝でした
寂しいと感じられるほどの
美しいと見ほれるほどの
幸せと強く共感できるほどの
何がなんだかわからないけれど流れてくるほどの
それほど自分にとって深い気持ちを教えてもらえる その事柄に出会える事が なんとありがたいことかしらん
40を過ぎてから ありがとう、ありがとうございますと思うことがとてもふえて
歳を重ねるって いい いいなぁ 𓂃𓈒𓏸
そんな事もつれづれ思う 2025年折り返しでもありました
娘に
にちさんの引っ越しを話すとびっくりして残念がって
話のさいごに
‘じーじとばーばに会いに行く回数増えるなぁ’
って
もぅ。
ありがとうだわよ。